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八丁堀の七人〜其の二 |
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時代劇専門チャンネルの「八丁堀の七人」も第八話まできました。 前回話題にした与力の謎が今回も登場しました。 前回の話題はこちらをご覧ください。 JUGEMテーマ:時代劇
今回も、旗本と与力の関係の不思議です。 捨てられた夜鷹の子供が旗本に拾われ、その子が吟味方与力になる。 この事がわかれば御家断絶 という設定です。 吟味方与力は一言で言えば裁判官兼検察官です。江戸町奉行所は東京都庁に東京高等裁判所と警視庁を足したような組織で、その中で検察と裁判官を兼ねたようなお役目で、与力の中でも花形です。 このストーリー、後半部分の「御家断絶」は全くその通りです。家柄というのはかなり厳しく。庶民の子を実子と偽って断絶した旗本家があります。 問題は前半の「旗本が与力に」と言う部分です。 旗本と御家人の間には大きな差があります。詳しくはこちらをどうぞ。 つまり旗本の家に生まれた子(ここでは実子として届けられた子)は吟味方与力にはならないのです。御家人が旗本の役に就くことはあっても、旗本が御家人、しかも不浄役人の町方与力などありえないのです。 もう一つ疑問が沸いてしまいました。 主役の青山久蔵、何の与力でしょうか? これが皆目見当がつきません。 何故なら、仏田八兵衛ら定町廻り同心は奉行直轄だからです。 一番関わりが近いのが、吟味方与力なのですが、そうでもなさそうです。 年番方与力という与力の中で一番偉いお役目、言ってみれば金庫番がいるのですが、それでもありません。 一体どんなお役目なんでしょう、、謎です、、 うーん、楽しいぞ、一杯やりながらもう一度見直そう。 |
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